粉寒天で“するん”と出そう

寒天の元は海藻です。 主に天草、オゴ草などの紅藻類を原料としており、これを煮て冷やして固めたものがトコロテンです。そしてトコロテンを凍らせたり乾燥させたりして寒天にします。

粉寒天はこの寒天を細かく砕いたもので、その80%は何と食物繊維でできています!食物繊維の塊ですね!もちろんこのため寒天には便通を良くする効果があり、カロリー0だからダイエットにも利くのです!

しかし気をつけてください。

天然由来の健康食品ですが、使い方を間違えると逆に便秘になるということもあります。その肝は水:寒天=100:1以上にすること。とにかくたくさんの水にちょっとの寒天です。カップ一杯に1gなんかだと食物繊維が身体の中で水分を吸い取ってしまいます。すると便に回す水分がなくなってしまい、結局便秘になってしまうのです。

使い方にご注意ください。

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意外に効く!?アーモンド

アーモンドには食物繊維「アルギニン」と呼ばれるアミノ酸が含まれています。このアルギニンは体内からアンモニアを排出する手助けをしてくれます。アミノ酸は便秘改善はもちろんのこと、美肌にもいいのです。なぜかといいますと、肌のツヤ・ハリを生み出すコラーゲンはアミノ酸でできているからです。アミノ酸は年齢と共に少しづつすくなっていきます。ですから身体で作れない分を外から補ってあげれば、再び若々しい肌が生まれるのです。

そしてもう一つ肝心なのが、アーモンドに含まれる油脂です。これが潤滑油となって排便を促してくれるのです。同じような理由で、油脂が豊富なアボガドもお勧めです。

無塩の、添加物が含まれていないアーモンドを食べてみましょう。

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病は気から―トイレでの姿勢―

便器に座って便を出そうとするときは、姿勢をピンっと張ってお腹とお尻に神経を集中させてみてください。背中が曲がっていると、体の中まで曲ってしまいます。すると当然のことながら排便がスムーズに行かなくなってしまうのです。

また毎日決まった時間に、便意がなくてもトイレに行きましょう。ただ三分ほど姿勢よく座っているだけで大丈夫。もしそれでも出そうになかったら、座ったまま腿上げ運動をしてみましょう。最初から諦めるのではなく、何としてでも出してやる!ぐらい方がいいのです。

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食物繊維たっぷりキャベツサラダ

キャベツには言うまでもなく食物繊維がたっぷり含まれています。これをコールスローサラダにして食べましょう。

作り方は簡単。

まずキャベツを細く千切りにして塩もみします。しばらくザルに置いておくと水分が出ますから、これを固く絞ってボウルに移します。オリーブオイルを多めにかけてハムやシーチキンなどを混ぜ、ポッカレモン、砂糖、マヨネーズ、そして胡椒を少々加えてあえます。これだけで出来上がり。なんともお手軽ですね!

キャベツは胃腸にもいいですし、塩もみするので思ったよりも食べられます。多めに作っておいて、タッパーに入れて冷蔵庫にしまっておけば数日は大丈夫。

是非お試しください。

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えっ?ニガリが聞くの?

豆腐を作るときに使用することで有名な「ニガリ」。これが便秘にお通じに有効であることはあまり知られていません。 ニガリに主に含まれているのは塩化マグネシウムという成分で、人間の体にとって最も大切なミネラル成分です。ニガリには他にも、塩化カリウムや塩化カルシウムなど、含まれている成分の種類は全部で100以上とも言われています。そもそもニガリは海水からできていますので、海水に含まれている天然成分がたっぷり入っているのです。このように、ニガリは人間にとって必要不可欠なミネラル成分が一気にたくさん摂れることが特徴の食品です。

天然成分がたっぷり含まれているニガリは、便秘解消にも高い効果を発揮します。ニガリの主な成分である塩化マグネシウムが、その効果を生み出しているのです。マグネシウムという成分には、腸に水分を集める働きがあります。水分が腸に集まることによって、硬くなって腸にたまっていた便が適度にやわらかくなり、排泄しやすくなるというわけです。ニガリは海水から作られていますから、簡単にいうと塩分と水分でできています。便秘解消には水分が必要不可欠なので、ニガリは水分の役割もしっかり果たしてくれる、便秘解消にはとてもありがたい食品となっています。

ニガリの摂り方としては、水に混ぜて飲む方法がスタンダードな方法となっています。ニガリの量はコップ1杯の水に2、3滴で十分です。その水を毎日続けて飲んでみましょう。飲む時間は朝がおすすめです。また、朝起きてすぐにコップ1、2杯の水を飲むこと自体が便秘解消にとても効果があるので、その解消法と併せてニガリ解消法を実践してみてください。その他、朝食のお味噌汁に入れて飲んだり、コーヒーに入れて飲んだり、スープや料理などに混ぜて使っても構いません。にがりを入れる量は1回で2、3滴程度なので、料理の味が大きく変わるわけではありませんので、安心して試してみてください。

ただし、ニガリを摂るときは1日15滴以上摂らないことをしっかり守りましょう。ニガリを摂りすぎると便秘解消どこか、内臓へ悪影響をもたらす場合があります。1日のニガリの摂取量は必ず守るように心掛けてください。

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牛乳、コーヒー、ココア

食べ物だけでなく、飲み物を工夫することでお通じを導きましょう。



まず牛乳には、腸を改善する働きと、朝市で冷たい牛乳を飲むことで排便を促すという2つの作用があります。

牛乳に含まれるオリゴ糖は善玉菌の大好物です。牛乳に含まれるオリゴ糖はこの善玉菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸を元気にしてくれるのです。他にも「ラクトフェリン」と呼ばれる糖タンパク質は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。まだあります。牛乳には「キチン」という食物繊維まで含まれているのです。

また朝一番にコップ1杯の牛乳を飲むと、今まで休んでいた胃がびっくりして腸を刺激してトイレに行きたくなるのです。これは「胃結腸反射」と呼ばれます。便秘解消に非常に有効です。便秘には朝1番のコップ1杯の牛乳を飲みましょう!



次にコーヒーですが、コーヒーを飲んで便秘を解消する人もいれば、逆に便秘になってしまう人もいます。これはなぜかといいますと、コーヒーに含まれる「カフェイン」と「タンニン」が原因です。カフェインは腸の働きを高め、便通を良くする効果があります。一方でタンニンは腸の細菌を抑制してしまうのです。カフェインはご存知の通り、摂り過ぎると身体が刺激に慣れて効かなくなります。つまり毎日のようにコーヒーを飲んでいるとカフェインの良い作用は薄れ、逆にタンニンの負の作用が蓄積してしまうのです。コーヒーは程々に飲みましょう。

またコーヒーを飲むのではなく、寒天を使ってコーヒーゼリーにして食べるという方法も素晴らしいでしょう。



最後にココアですが、ココアには、「リグニン」という不溶性食物繊維が含まれ、腸の動きを活発にしてくれます。さらに、緑茶や赤ワインよりも吸収されやすいポリフェノールを含むため、体内への脂肪の吸収を抑制します。そのため血液がサラサラになって、全身の代謝も活発になるのです。便秘解消とダイエット、それに冷えの解消を促す、女性にとってはたいへん嬉しい飲み物と言えるでしょう。

飲む量は1日1〜2杯。朝食前の空腹時に飲めば、腸を刺激してお通じを促し、夕食後に飲めば、体脂肪がたまりにくくなります。

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